クラフトサケ(Craft Sake)の台頭|日本酒のルールを変える異端児たち
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クラフトサケ(Craft Sake)の台頭|日本酒のルールを変える異端児たち

2026-04-173分で読める

「クラフトサケ」とは何か

現在、日本の酒造業界で最もホットなキーワードが「クラフトサケ(Craft Sake)」です。

酒税法上、日本酒(清酒)は「米、米麹、水」だけで造らなければなりません。クラフトサケは、日本酒の製造工程をベースにしながら、発酵の過程でイチゴや柚子などのフルーツ、ホップ、ハーブなどを副原料として加えた新しいジャンルのお酒です。(法律上の分類は「その他の醸造酒」などになります)


なぜ「清酒」を造らないのか?

最大の理由は、「日本酒の新規製造免許が原則として下りないから」です。

日本酒の需要低迷を守るための法律により、新しく日本酒の蔵を立ち上げることは極めて困難です。そこで、熱意ある若い醸造家たちは「その他の醸造酒」の免許を取得し、副原料をブレンドするという制約を逆手にとって、これまでにない革新的な味わいの「クラフトサケ」を生み出しました。


代表的なクラフトサケ醸造所

WAKAZE(ワカゼ)

フランス・パリや山形県に拠点を置くパイオニア。ワイン樽での熟成や、ボタニカルを使用した革新的なレシピで世界展開を狙います。

稲とアガベ(秋田県男鹿市)

無肥料無農薬の自然栽培米を使用し、廃棄される規格外のフルーツなどを副原料に活用。地域創生を理念に掲げる大注目の醸造所。

ハッピー太郎醸造所(滋賀県)

麹のプロフェッショナルが手掛ける、どぶろくとクラフトサケの醸造所。


日本酒の裾野を広げる存在

「日本酒は難しそう」と敬遠していた若い世代や女性が、クラフトサケのフルーツ感やポップなデザインに惹かれて日本酒の世界に入門するケースが増えています。クラフトサケは、日本酒文化をアップデートする強力な起爆剤となっています。


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稲とアガベ クラフトサケ

地域を醸すクラフトサケ

よくある質問

Qフルーツリキュール(梅酒など)とは違うの?
A

梅酒などのリキュールは、完成したお酒(焼酎など)に果実を「漬け込む」混成酒です。クラフトサケは、お米と一緒に果実を入れて「一緒に発酵させる」醸造酒であり、果実の旨味がより深く酒に溶け込んでいます。

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