【中級編】本格焼酎の味を決める「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の違い
製法・知識

【中級編】本格焼酎の味を決める「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の違い

2026-04-232分で読める

本格焼酎の味を分ける最大の要因

焼酎の原料(芋・麦・米)と同じくらい、味わいを左右するのが「蒸留方法」です。本格焼酎(単式蒸留焼酎)には大きく分けて「常圧蒸留(じょうあつじょうりゅう)」と「減圧蒸留(げんあつじょうりゅう)」の2種類があります。


常圧蒸留(昔ながらの製法)

通常の気圧(1気圧)のもと、約90℃〜100℃で沸騰させて蒸留する伝統的な製法です。

  • 特徴:高温で蒸留するため、アルコール以外の様々な成分(雑味や旨味成分、高級脂肪酸など)が一緒に抽出されます。
  • 味わい:原料の風味がガツンと強く出る、コクがあり骨太な味わい。クセが強い反面、お湯割りにすると豊かな香りが立ちます。
  • 代表例:昔ながらの芋焼酎(佐藤、白波など)、泡盛全般。
  • 減圧蒸留(現代的な製法)

    蒸留器内の気圧を下げ、低い温度(約40℃〜50℃)で沸騰させて蒸留する製法です。(富士山の山頂でお湯が早く沸くのと同じ原理です)

  • 特徴:低温で蒸留するため、雑味成分や重いクセのある成分が抽出されません。
  • 味わい:クセがなく、スッキリとクリアでフルーティーな味わい。焼酎初心者にも非常に飲みやすい酒質になります。
  • 代表例:いいちこ、二階堂などの大分麦焼酎。鳥飼などの吟香米焼酎。

  • ブレンドという選択肢

    最近は、常圧蒸留の「コク」と減圧蒸留の「飲みやすさ」を両立させるため、両方の原酒をブレンドして造られる焼酎も増えています(黒霧島など)。

    ラベルの裏に蒸留方法が書かれていることが多いので、飲み比べる際の参考にしてみてください。


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    MaltStack 編集部Verified

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    鳥飼 米焼酎

    減圧蒸留の傑作

    よくある質問

    Q甲類焼酎と乙類(本格)焼酎の蒸留の違いは?
    A

    本格焼酎(乙類)は「単式蒸留」で1回だけ蒸留し原料の風味を残します。甲類焼酎(チューハイのベース等)は「連続式蒸留」で何度も蒸留を繰り返し、純度99%近い無味無臭のアルコールを作ります。

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