濁ったビール「Hazy IPA」はなぜ流行ったのか?
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濁ったビール「Hazy IPA」はなぜ流行ったのか?

2026-04-193分で読める

「透明なビールが良い」という常識の崩壊

2010年代後半から、クラフトビール業界で爆発的なブームとなり、今や定番ジャンルとして定着したのが「Hazy IPA(ヘイジー・アイピーエー)」、別名「ニューイングランドIPA(NEIPA)」です。

「ビールは澄んで美しい黄金色であるべき」という長年の常識を覆し、向こう側が見えないほどドロドロに濁っているのが最大の特徴です。


濁りの正体

この濁りは失敗ではありません。意図的に作られたものです。

  • オーツ麦や小麦の使用:通常の麦芽に加えて、タンパク質を多く含むオーツ麦や小麦を大量に使います。これが濁りのベースと、とろみのある滑らかな口当たりを生みます。
  • 大量のドライホッピング:発酵中にホップを大量に投入することで、ホップの成分(ポリフェノール)と麦のタンパク質が結合し、濁り(ヘイズ)が固定化されます。
  • 無濾過:せっかくの旨味と香りを残すため、あえて濾過せずに濁ったまま瓶詰めします。

  • どんな味がするの?

    見た目はオレンジジュースやミックスジュースのようですが、味もまさに「ホップのジュース」です。

  • 従来の西海岸風IPA(ウェストコーストIPA)のような強烈な苦味はありません。
  • マンゴー、パッションフルーツ、パイナップル、オレンジなどの圧倒的でトロピカルな香りが爆発します。
  • 苦味が少なくジューシーなため、ビールが苦手な人でも「美味しい!」と驚くことが多いスタイルです。

  • Hazy IPAの弱点

    ホップの香り成分は非常に繊細で劣化しやすいため、賞味期限が極めて短い(理想は製造から1ヶ月以内)こと、そして必ず冷蔵保管しなければならないことが弱点です。見つけたらできるだけ早く飲みましょう。


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    MaltStack 編集部Verified

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    宇宙ブルーイング

    日本のHazy IPAの旗手

    よくある質問

    Q濁っている部分は飲んでも安全?
    A

    はい、タンパク質とホップの成分なので全く無害で、むしろ旨味の塊です。飲む前に缶をゆっくり逆さにして成分を混ぜてから飲むのがおすすめです。

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